さて、ブログの第一弾は「ティーポットで変わる紅茶の味と香り」についてお話させていただきます。
このテーマは、私と妻が新たにカフェ併設の店舗をオープンするにあたり茶器の選定を行い、その実体験を文章化したものです。
おいしい紅茶を飲むためにはとても重要なポット選び。
皆さんどう選んでいますか?
まず最初に、私たちが考えていたオペレーションは
⓵紅茶の抽出はガラスのティーポット
(iwakiのジャンピングティーポット)を使用する
②紅茶はティーポットで提供する
⓵のiwakiのジャンピングティーポットを選んだ理由は以下の3点です。
*常日頃から使用しているため慣れている事
*予熱をしっかりと行い、ティーコジーを使えば
過不足ない抽出が行える事。
*400㏄の目盛りがあるのでとても使いやすい事
さて今回のテーマである②の提供用のポット。
私たちは最初「抽出がしっかりできていれば提供用のポットで味や香りはそんなに変わらないよね」とぼんやりと思っていました。
提供用のポット選びはサイズ(容量)、見た目の雰囲気と手入れのしやすさ、
お客様の扱いやすさを重視しようという意見で一致し、
KINTOのPEBBLE、白山陶器のS-Line、ノリタケの業務用(磁器)に狙いを定めて東京のそれぞれのショールームに行きました。
まずは白山陶器
妻「うわぁー素敵、家に欲しいのいっぱいあるね」
私「うちの食器もそろそろ買い替え時だしそろえるのもいいね」
「それはそうとティーポット見てみようよ」
店員さん「S-LINEですね。こちらになります」
妻「かわいいけど結構重たいのね」
私「そうだね。容量の割には大きめだね」
「すみません。ポットに水いれて試しても良いですか?」
ちょっと引き気味な店員さん「わ、わかりました。ご用意しますね(;'∀')」
私「ありがとうございます」
水を何度か注いでみましたが、なかなか良い水切れ。
私「因みに白山陶器さんではスタッフさんでどの茶器が美味しくお茶が淹れられるかのテストとかしているんですか?」
かなり引き気味の店員さん「う~ん、うちのスタッフではそういったテストはしていないですね」
私「そうですか。ありがとうございました。検討してまたご連絡します」
続いてKINTO中目黒ショールーム
妻「結構おしゃれな感じのが多いね」
私「そうだね。ガラスのティーポットもおしゃれだね」
「すみません、PEBBLEのティーポットを見せてください」
店員さん「どうぞこちらになります」
私「へー、この蓋、取っ手が無いの変わってるね。熱くならないんですか?」
店員さん「多少熱くなりますが、内側に空間があるのでやけどをするほどにはならないですよ」
私「そうですか。因みに水入れて水切れためせますか?」
店員さん「こちらに並んでいるのは商品ですので、お試しいただけません」
私「そうなんですね。わかりました。ありがとうございます。」
最後はノリタケ銀座ショールーム
妻「うわぁー素敵なのがいっぱい♡」
私「ね、値段見てみてね(;^ω^)、それお店では使えない値段だよ」
妻「自宅用にカップ&ソーサー欲しいよね」
私「ま、まずはお店で使うもの見ようよ。すみませーん」
店員さん「こちらへどうぞ」
私「業務用のティーポットを見たいんですけど」
店員さん「そのサイズですとこちらかこちらですね」
私「ありがとうございます」
「さすがノリタケさんのは作りがしっかりしてるね。」
妻「そうね、スキがないのよね」
私「すみません、お水、、、」
店員さん「申し訳ございません、こちらではお試しはできません」
私「そうですか。ちょっと私不勉強で教えて頂きたいんですがボーンチャイナと白磁のティーポットでお値段かなり違うんですが紅茶の味に変わりはありますか?」
店員さん「ボーンチャイナは以前は牛の骨を原料にしていましたが、今は他の素材で代用しています。白磁は石です。どちらも釉薬がまんべんなく覆っていますので素材の違いによって紅茶の味や香りが変わるという事は無いと思います」
私「そうなんですね。ありがとうございました。またご連絡させていただきます」
と、だいぶはしょりましたがそれぞれのショールームでこんなやりとりをしてきました。
長文になってしまいましたので その2に続く。